傑物の至言-11 Noam Chomsky(ノーム・チョムスキー)

忘れてならないのは、米国自身が「テロ国家の親玉」だということである。米国とロシア、中国、インドネシア、エジプト、アルジェリアなどの同盟の意味は何か? これらの国はすべて米国がスポンサーとなって国際組織ができるのを大喜びしている。彼らがそれぞれの残虐行為を誰はばかることなく行うお墨付きをもらえるからだ。

 

 

新自由主義の市場システムの下では、人類が生き残る可能性はきわめて低い

しかし、現在はびこる「新自由主義」は、支配層の自由のため大衆に不自由を強要する仕組みであり、古典的な自由主義とは似て非なるものであると、チョムスキー教授は解説した。

 

ノーム・チョムスキー教授講演会 第2回「資本主義的民主制の下で人類は生き残れるか」 (2014.3.6)より

 

メディアは支配者(資本)の広報係りとして重視され管理されている。決して大衆側の見方ではない。大衆の痴呆化には役立っているが、大衆の智恵袋にはなっていない。

「メディアコントロールー正義なき民主主義と国際社会ー」より

「現代言語学の父」「分析哲学の第一人者」と評され、

自らをアナキストだと言う。

2005年、「世界最高の論客」 (world’s top public intellectual) に選出される。

著作は100冊を超え、講演会には学生から各業界の専門家までで会場が一杯になるほどの人気、影響力を持つ。

アメリカ国内に住み、MIT(マサチューセッツ工科大学言語学、言語哲学の研究所教授兼名誉教授という要職に就いていながらにして、保守層からすれば過激な発言を堂々と続ける巨人。

これをアメリカは「言論の自由が保証されている」などと呑気な見方だけで許容されるものじゃない。

生命がけの発言だ。

本人はペンシルベニア州で生まれ育ったが、名前からも分かるように父親はロシア帝国時のウクライナに生まれ渡米した。

母親もベラルーシ生まれで渡米。

アメリカで出会い結婚した両親ともイスラエル宗教学校で教鞭を執り、父親はのちに大学の教授長にまで昇り詰め著作もあるという。

チョムスキーはペンシルベニアで哲学、言語学を学ぶ。

1950年代の研究言語学の『生成文法』についての著作がひときわ有名であるが、ちょっと読み齧ったくらいで容易に理解できるものではなく、ゆっくりと時間をかけて読むべき研究書だ。

最近では今回取り上げたような国家観、政治観についての発言が取り沙汰されることが多いが、機会を改めて『生成文法』についても書いてみたいと思う。

でいながら堂々と国家批判を

Noam Chomsky(ノーム・チョムスキー)

言語学者、哲学者、認知科学者、MIT教授

1928/12/7ー  現在90歳 

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『けだし名言』

ただの名言、格言、金言じゃなく、本質に迫る言葉が『至言』。

ただの有名人、著名人じゃなく、怪物級、規格外の人物が『傑物』。

その『傑物』の『至言』が放たれた奥底に迫りたい。